ChatGPTに自社ブログの原稿作成を依頼してみました。


こんにちは、タスクスクエアの齊藤です。

突然ですが、ブログの更新って面倒ですよね。

「せっかく作ったホームページが全然上位に表示されない!」とお困りの声をいただく度に、ブログ更新の重要性をご説明しますが、そうは言っても、日常業務で忙しいのに、ブログの更新までなかなか手が回りませんよね。
斯く言う私たちも、半年に一度くらいのペースでしかブログを更新していませんので、お気持ちはよく解ります。

そこで今回は、今話題のChat GPTに、自社サイトのブログ原稿作成を依頼してみました。

  • 実際、どんな原稿を書いてくれるの?
  • そのまま掲載して大丈夫なの?
  • 使ってみた感想は?

「誰か代わりに原稿を書いてくれないかなぁ……。でも、AIが書いた文章をそのまま会社のホームページに転載しちゃって良いんだろうか……。」とお悩みの方の参考になればと思います。

使ってみた感想は?

さて、ブログにも色々と暗黙のルール(後日書きます)がありまして、本来ならば「ChatCPTとは?」などなど長々と2,000文字程度を書いてから、最後に一言結論を書くのがセオリーなのですが、それでは書く側も読む側も面倒なので、先に結論から書きますね。

もっとも、この記事がAIの書いた原稿を使用していない時点でお察しの方も多いと思いますが……、ChatGPTの作成する原稿をそのまま会社のホームページには掲載できません。

しかし、気を落とさないでください。

文章の大まかな構成を参考にする程度であれば、ChatGPTの活用は"アリ"です。

ひとことで「ブログを書けない人」と言っても、人によって書けない理由は様々ですよね。

例えば、

  1. 毎日がただただ忙しくて、ブログの更新まで手が回らない
  2. 文章はそれなりに書けるものの、色々と気にしすぎて公開できない方
  3. ブログに何を書けば良いのかわからない
  4. そもそも2行以上の文章を書くのが苦手な方

余談ですが、私は2.の人間です。この場合は、ChatGPTに頼ったところで結局色々と心配になるので、あまりブログ更新の手助けにはなりません。

が、少なくとも1. 3. 4.の何れかの方々であれば、ChatGPTからアイディアを得る使い方もあれば、取り敢えず原稿を作成してもらって、それを修正することで原稿を完成させる、という方法もあります。悩む時間が減るので、大幅な効率化を期待できますよ。

但し、くれぐれもAIが作成した文章を鵜吞みにしないでくださいね。

Chat GPTが書いてくれた原稿を添削しよう

それでは、実際にChatGPTが書いた原稿を添削してみましょう。

今回は本格的に「2,000文字程度のSEO対策ブログ原稿」として執筆を依頼したため、文章が長くなっています。元の文章を読みたい方は

こちらをクリックして全文を閲覧できます。

【タイトル】自分で作ろう!簡単なのに見栄え抜群!WordPressブロックエディタの魅力とプロの必要性

【本文】 ホームページ作成にお金を出したくない、自分で作れないかしら…そんな風に考える方は多いですよね。実際、初めは自分で作ることで実質的にコストを節約できると思われがちです。そこで、おすすめなのがWordPressのブロックエディタです。なぜなら、知識がなくても直感的にホームページを作ることができるからです。

WordPressのブロックエディタは、シンプルなインターフェースで操作が可能です。テキストや画像、ビデオなどのコンテンツを直感的に配置し、必要に応じてカスタマイズすることができます。複雑なコーディングやプログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの操作で簡単にホームページを作成できるのです。初心者でも安心して始めることができますね。

ただし、ホームページ作成には相手に伝わりやすい構成や見せ方が重要です。自分(たち)で作ろうと思っても、ユーザー目線に立った情報発信が苦手な傾向があります。つい自分が何を作りたいかを主軸に物事を考えてしまい、結果として集客につながらないこともあります。

ですから、プロに頼むことの重要性が浮き彫りになります。プロのホームページ制作は、あなたのビジネスに最適な構成やデザインを提案してくれます。ユーザー目線に立ち、効果的な情報発信を行うことができるのです。自分(たち)で作ろうとする時間や手間を省き、素早く効果的なオンラインプレゼンスを築くことができます。

自分で作ることも一つの選択肢ですが、WordPressのブロックエディタを使ったプロの制作によって、簡単で見栄え抜群のホームページを実現しましょう。初心者でも使いやすく、ユーザーに魅力的なホームページを作り上げることができます。例えば、商品やサービスの魅力を伝えるためのビジュアル要素を効果的に配置したり、使いやすいナビゲーションメニューを設けたりすることができます。ユーザーが求める情報を簡単に見つけられるように配慮したり、重要なコンテンツを目立たせたりすることも可能です。

また、ホームページ制作にはSEO(検索エンジン最適化)の考慮も欠かせません。プロの制作では、適切なキーワードの使用やメタタグの最適化、ページの高速化など、検索エンジンでの上位表示を狙った最適化を行います。これにより、ユーザーが検索結果の上位に表示されることで、より多くのユーザーにアクセスしてもらえる可能性が高まります。

さらに、ホームページ制作にはセキュリティの確保も重要です。プロの制作では、セキュリティ対策を徹底的に行い、不正アクセスや情報漏洩のリスクを低減します。ユーザーの信頼を得るためにも、安全なホームページ環境を提供することは不可欠です。

自分(たち)でホームページを作ろうとする場合、これらの要素をすべて考慮することは難しいかもしれません。しかし、プロに依頼することで、ユーザー目線に立った魅力的なホームページを作り上げることができます。時間と手間を節約しながら、効果的なオンラインプレゼンスを実現しましょう。

自社でホームページを作ろうとすることにはメリットもありますが、プロに依頼することの利点も見逃せません。ぜひ、あなたのビジネスに最適な選択肢を検討し、成功を目指しましょう。

ぱっと見た感じ、悪くなさそうなイメージです。

文字数も1,300文字少々あって、読み応えがあります。「ホームページ制作」というキーワードもふんだんに盛り込まれ、SEO対策もしっかり意識しています。ChatGPT特有の、厭味を感じない気さくで堂々とした文章も魅力の一つですね。

初めから最低限の知識を備えているので、実際、業界の知識をこれから勉強する新人が初めて書く文章よりも、「それっぽい」仕上がりになっています。これが、AIの凄いところですよね。

そして、この「それっぽい」ところが落とし穴でもあるのです。

事実と異なることを書いてしまいがち

まず、ChatGTPは「WordPressのブロックエディタがどのようなものであるか」を理解していません。これは、ブロックエディタの操作感について

ドラッグ&ドロップの操作で簡単にホームページを作成できるのです。

と説明しているところから判ります。

この操作感から考えると、恐らくこの一連の文章は「STUDIO」や「Webflow」をはじめとするノーコードツールの知識を元に話をしているのですが、WordPressのブロックエディタは、これらと仕様が少々異なりますので、残念ながら「でたらめを書いている」と言わざるを得ません。

このように、充分な知識を持たない状態でChatGPTの文章を読むと、どの情報が間違っているのか判断が難しくなる、というデメリットがあります。そのため、当人たちの悪意なく会社のホームページに嘘の情報を掲載してしまう恐れがあります。

逆に言えば、情報の正誤を判断でき、適切に訂正できるのであれば、文章の叩き台をAIに作成してもらうのは問題の無いことだと私は考えています。

AIの発言なら許せても、それを人に言われるのは……。

次に引っかかってしまうのが、この文章ですね。

ただし、ホームページ作成には相手に伝わりやすい構成や見せ方が重要です。自分(たち)で作ろうと思っても、ユーザー目線に立った情報発信が苦手な傾向があります。つい自分が何を作りたいかを主軸に物事を考えてしまい、結果として集客につながらないこともあります。

ですから、プロに頼むことの重要性が浮き彫りになります。

例えば、これと一字一句同じ言葉を、私がお客様に伝えるとします。
なるほど、と思ってくださる方もいらっしゃれば、人によっては、少しモヤッとする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

言わんとすることは概ね理解しても、誰だって「あなたにはできません」と突っぱねられるのは、あまり良い気がしないものです。
まして、ホームページ制作会社の一社員がこのような伝え方をするのは、どうも好ましくないように感じられます。

「あなたにはできません」と決め付けるのではなく、「よくある失敗例」を伝える分には、不愉快な思いをする人も少なくなることでしょう。

このように、AIの文章は人間特有のデリケートな部分に対して、充分に配慮されていないことが多々あります。AIの作成した文章を一旦ご自身の立場に置き換えて、読み返してみる必要性はあると思います。

適切に判断しながら、AIを有効活用しよう

「ひとつの作業にかかる時間を短縮する」という理由からAIを活用するのは、決して悪いことではありません。但し、出来上がったものを鵜吞みにせず、情報の正誤や伝え方が適切であるかを正しく判断する必要はあると思います。

ご自身の熟知されている分野で、AIの書いた文章を一度読んでみるのも面白いかも知れませんね。