仕事や調べ物でたくさんのタブを開いているとき、誤って必要なページを閉じてしまったり、ブラウザ全体を終了させてしまったりすることがあります。私も先日、リサーチ内容をまとめる直前にウィンドウを閉じてしまい焦りましたが、Chromeの標準機能を使えば数秒で元の状態に戻すことが可能です。

2026年現在のGoogle Chromeの最新仕様に基づき、状況に応じた最適な復旧手順を詳しく解説します。

1. キーボードショートカットで復元する

もっとも手軽で、現在開いているウィンドウに閉じたタブを呼び戻す方法です。まずは以下のキー操作を試してください。

  • Windows / ChromeOSの場合
    Ctrl + Shift + T を同時に押します。
  • Macの場合
    Command + Shift + T を同時に押します。

補足事項

  • この操作を1回行うごとに、直近に閉じたタブが1つずつ順に復元されます。
  • ブラウザをまるごと閉じてしまった場合でも、再度Chromeを起動してこのショートカットを押せば、閉じる前に開いていたすべてのタブを一度に復元できます。

2. マウス操作で復元する

キーボードを使わずに操作したい場合は、以下の手順で行います。

  1. 画面上部のタブが並んでいるエリア(タブバー)の、何もないスペースを右クリックします。
  2. 表示されるメニューの中から「閉じたタブを開く」をクリックします。

3. 「最近閉じたタブ」の一覧から探す

数個前に閉じたタブや、特定のページを選んで開きたい場合に便利です。

  1. 画面の右上にある「3つの点」のアイコン(設定メニュー)をクリックします。
  2. メニュー内の「履歴」にマウスを合わせます。
  3. 新しく表示されるリストの中に「最近閉じたタブ」という項目があり、ここに直近で閉じたページが並んでいます。復元したいページ名をクリックしてください。

4. 全履歴から検索して見つける

「昨日見ていたページ」や「数時間前のページ」を探す場合は、履歴画面をすべて表示して検索するのが効率的です。

  1. Ctrl + H(Macは Command + Y)を押して履歴画面を開きます。
  2. 画面上部の検索ボックスに、探しているサイトの名前やキーワードを入力します。
  3. 表示された候補から、該当するページをクリックします。

5. 履歴が残っていない場合の対処法

通常の履歴に見当たらない場合、以下の状況が考えられます。それぞれの確認ポイントを試してください。

シークレットモードで閲覧していた場合

シークレットモードで閉じたタブは、ブラウザの履歴には一切残りません。この場合、Chromeの標準機能で復元することはできませんが、以下の点を確認してください。

  • Googleマイアクティビティの確認:Googleアカウントにログインした状態で検索を行っていた場合、ブラウザの履歴とは別にGoogleマイアクティビティに検索記録が残っている可能性があります。
  • 拡張機能の確認:「OneTab」などのタブ管理用拡張機能を導入している場合、そちらの保存リストに記録されていることがあります。

同期している他のデバイスを確認する

同じGoogleアカウントでログインし、同期設定をしているスマートフォンや別のPCがある場合、それらの端末の履歴からURLを特定できることがあります。履歴画面の左メニューにある「他のデバイスのタブ」を確認してください。

6. 今後のトラブルを未然に防ぐ設定

今後、間違えてタブを閉じたり、PCが急に再起動したりしても困らないための推奨設定です。

「前回開いていたページを開く」設定を有効にする

Chromeを一度終了しても、次に起動したときに前の状態を自動で維持する設定です。

  1. 右上の「3つの点」から「設定」を開きます。
  2. 左メニューの「起動時」をクリックします。
  3. 「前回開いていたページを開く」を選択します。

タブを「固定」する

絶対に閉じたくない重要なページは、タブを右クリックして「固定」を選択してください。タブが左端に小さく固定され、「×」ボタンが表示されなくなるため、誤操作で閉じるリスクを低減できます。

「タブグループ」を活用して保存する

2026年現在のChromeでは、タブをグループ化して保存する機能が強化されています。グループを右クリックして「グループを保存」しておけば、ブラウザを閉じてもブックマークバーの左側などからいつでも一括で呼び出すことができます。

まとめ

閉じたタブを戻すには、まずはショートカットキー(Ctrl/Command + Shift + T)を試すのが最も早いです。履歴に残っていない場合でも、Googleアカウントの同期機能を活用することで解決できる場合があります。

作業の安全性を高めるために、設定メニューから「起動時の動作」をあらかじめ調整しておくことを強く推奨します。